うつ病になって恨んだこと

私は鬱病になってから10年以上の年月が経ちました。それだけ時間が経つと、病気発症時のことや病気のことに対しての「恨み」というのは薄まってきたと思います。
けれども、やはりうつ病になった原因や関係するところへの「恨み」というのは多少残っています。

今回は、そんな恨みというネガティブなテーマをブログにすることで、病気になった人がどのように考えているのかという、一つの事例をご紹介できればと思います。また、そんな恨みがあった人間が、今どのように感じているのかご紹介させてください。

元上司への恨み

私は、当時の元上司の影響で病気になった部分が大いにあったと思っています。簡単に言うとパワハラですね。
今はパワハラへの対応というのは厳しくなっています。しかし、当時は「教育」「叱咤激励」で済まされる文化でした。また、会社の文化もそういう感じでした。

しかし、当時の上司は大きなお咎めもなく、その後も他の若手社員に向けてパワハラ(私はそう感じている)をしていました。結果、その人の元で働いている人の離職率が高く、疲弊する職場でした。

そんな人間が会社で仕事を続け、病気にさせられた自分が働けなくなったことに対する憤りは凄まじいものでした。悪夢でも良く出てきましたし、会社で見かけるだけで気持ち悪くなっていました。

会社の対応への恨み

また、上司だけでなく会社への対応にも恨みがありました。私が病気になった際、鬱が酷く色んな対応ができませんでした。そんな中、労災病院などの案内などは全く無く、「個人都合の病気」による休職となりました。確かにメンタル疾患というものは、何が原因で発生しているのか原因を突き止めることは難しいです。しかし、毎日残業し、土日も労働している状況で「個人都合」で済ませました。

私自身、労働環境の悪さや上司などの証拠を取れていれば訴えることができたかもしれません。けれども、鬱病で生きることがやっとの時にそういったことは全くできませんでした。このため、「原因はわからないけれども病気だから休ませる」という感じです。

当時から、一応は「コンプライアンス」や「労働環境」については会社で研修などがあっていました。けれども、やはり利害関係から会社側に有利になる対応をするということが、会社への不信感と絶望感につながりました。

病気そのものへの恨み

うつ病という病気は、気分が落ち込み希死念慮が湧いてくる。そんなイメージがありました。
しかし、症状はそれだけでなく肉体的な不調や不安障害のような症状、社会復帰のためのリハビリの大変さなど様々な困難がありました。そういうった辛さを感じるたびに「なんで自分が・・・」と昏い気持ちになりました。

そんな病気に対する思いは「自分のふがいなさ」という感じになっていきました。「病気になる自分はダメな奴なんだ」「いつまでたっても症状が改善できないのは自分のせいだ」。そんなことを考えながら、治療がうまく進まない日々が地獄のように長く感じました。

今の「恨み」との向き合い方

では上述してきたような恨みがあった私は、今どのような感じなのかご紹介できればと思います。

「恨み」の程度は小さくなった

当時の激しい恨みの感情が100だったとしたら、今は5くらいだと思います。日常の生活の中で恨みの感情を出す頻度も程度もかなり少なくなりました。これは長い年月治療を続け、様々な考えを身に着けてきた結果だと思っています。しかし、うつ症状が悪いときに嫌な出来事が重なると昏い感情がすぐに出てくるので、辛いことを考える癖のようなものは今にもあると思います。

過去の出来事と「今」を切り分けられるようになった

私の主観ですが、同時の状況は本当に「クソ」でした。(言葉遣いが悪くて申し訳ないです)でも、今は関係が無い話だと思っています。会社を辞めたこともありますが、過去に引きずられて「今」を台無しにするのが凄く勿体なく感じられるようになりました。また、当時の「恨み」の感情を思い出すと、元上司や元職場に自分の感情と時間を使われている感じが凄く悔しいんですね。なので、損得勘定で昔のことは考えなくなりました。

この病気の経験を伝えることに意味があるかも

私はブログやYouTubeで病気の経験を伝えてきました。そうすると共感の声や感謝のコメントを頂くことがあります。なので、私の辛い経験も誰かの役に立ったり、同じような職場を作らないことにほんの少し貢献できているんじゃないかと考えています。そう考えると、過去の辛かった昏い感情も少しは成仏(なんか言葉としてはおかしいですが)してくれないかなぁと考えています。

いかがだったでしょうか。非常にネガティブな話でしたが、正直なところをブログにしてみました。
同じような病気や環境の方に、少しでも違う考え方のヒントになったり、共感してホッとしていただけたりすると嬉しいです。

まとめ

  • うつ病の原因やその過程に対して、強い憤りを感じていた
  • 時間の経過とともに、自分の心の持ちようも変化してきた
  • 自分の物語を語ることで、過去と少しずつ和解している

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