うつ病で休職中・長期休養中に「何をして過ごせばいいか分からない」と感じている人へ

メンタル疾患の症状が重くなると、一定期間しっかりと休む必要が出てくることがあります。これは他の病気と同じで、治療と休養を並行して行うことが大切だからです。

身体の病気であれば、回復の目安や「このくらいで仕事に戻れそう」というイメージが湧きやすいかもしれません。一方で、メンタルの病気の場合は「自分がどの程度回復しているのか」「いつ、どうやって職場復帰を考えればいいのか」が分かりにくく、不安になりやすいものだと思います。

私自身も、休職中や長期休養中に「毎日何をして過ごせばいいんだろう」と悩んだ時期がありました。

この記事では、あくまで私個人の体験をベースに、体調の段階ごとに意識していた休養中の過ごし方についてお話しします。今つらい状況にいる方が、少しでも安心できる材料になれば嬉しいです。

① 休養の時期

まず、メンタルの症状が特に重い時期は、具体的なことがほとんどできない状態だと思います。薬を飲む、食事をとる、眠る。今振り返ると、そのくらいのことしかできなかった記憶があります。

それでも症状は強く出ますし、通院そのものがつらく感じる日もあるかもしれません。この時期は、心身ともにかなり過酷な状態だと思います。

だからこそ、この段階では「とにかく休養する」「何もできなくて当たり前」だと私は思っています。周囲のサポートを受けながら、生きて、治療を続けること。それ自体が、この時期の一番大切な“仕事”だと思います。

② 少し動けるようになったら

つらい時期を乗り越えて治療が進んでくると、少しずつ動ける日が増えてくるかもしれません。ただ、この時期に多くの人が「じゃあ、毎日何をすればいいんだろう?」と迷うのではないでしょうか。

私自身が比較的取り組みやすかったのは、次のようなことでした。

  • できる趣味や楽しみがあればそれをしてみる
  • 簡単な家事に挑戦してみる
  • 自宅でゆっくり過ごせることを見つける

この時期は、まだ体調が安定していないことが多いと思います。「無理をしない範囲で、少し心が動くことをやってみる」くらいの感覚で十分です。

「早く仕事に戻るために頑張らなきゃ」「体に良いから筋トレをしなきゃ」と無理をすると、私の場合は何度も体調を崩してしまいました。

治療や回復には時間がかかります。今できることを、できる分だけ積み重ねていくことが大切だと思います。個人的には、漫画を読んだり、短時間の散歩をしたりすることがとても助けになりました。どちらも心や体への負担が比較的少なく、気分転換になりやすかったからです。

③ 社会復帰を考え始めたら

回復を実感し始めると、「そろそろ社会復帰したい」という気持ちと、「でも正直怖い」という気持ちが同時に出てくることがあります。これはとても自然なことだと思います。

体調への不安、仕事のブランクへの不安、周囲の目…。考え始めると不安が頭の中をぐるぐるして、何もできないまま一日が終わってしまうこともありました。

そんなときは、不安だけに意識が向きすぎないよう、少しずつ「具体的な行動」に目を向けていくのも一つの方法だと思います。私が意識していたのは、次のようなことです。

  • 散歩やストレッチなどの軽い運動を継続する
    病気で引きこもったりしていると筋肉が減ります。その結果、今後の社会復帰のための体力をつけていくことが大切。
  • 家事や趣味などの負荷を増やしてみる
    とにかく一日の間に動ける時間が徐々に増えていくことが大切です。なので、身の回りのことにチャレンジしてみましょう。しんどくて体調が悪くなる場合もあると思いますが、その時はしっかり休養を優先しましょう。
  • 生活リズムを整える
    引きこもっていたり、寝たきりのような状態で過ごしていると生活リズムがくるってしまうことがあります。私自身、夜中は眠れず、日中の昼間しか眠れないような日々もありました。多くの仕事はやはり昼間にあります。昼間に起きていられるようなリズムづくりをしていきましょう。
  • リワークやリハビリ内容を検討してみる
    今後の社会復帰をしていく上で、自分に何が必要か検討してみましょう。体力、ストレス耐性、コミュニケーション、病状の安定などなど。色んな課題があると思います。ただ、こちらも考えすぎると辛くなるので、カウンセラーやリワークスタッフさんに問い合わせをして相談をするとよいと思います。

リハビリ期

リハビリの段階に入ると、リワークに通ったり、自主的なリハビリに取り組むことが増えてきます。

病気への理解を深めたり、体調の安定を図ったり、コミュニケーションについて考えたりと、自分自身の課題に向き合う時間が増えていくと思います。

これまでの休養期間と比べると、活動量が一気に増えるため、体調を崩しやすくなることも少なくありません。ただ、それは決してあなたの努力不足ではなく、病気の特性によるものだと思います。

メンタル疾患は、良い時期と悪い時期を繰り返しながら、少しずつ改善していくものだと言われています。「三歩進んで二歩下がる」ような感覚で、ときには「思った以上に下がった気がする」と感じる日もあるかもしれません。

それでも、長い目で見ると前に進んでいることが多いと、私は感じています。だからこそ、どんな日であっても「今日を生きた自分」「何か一つでもできた自分」を、ぜひ認めてあげてください。

まとめ

休職中や長期休養中は、「何かしなければいけない」と自分を追い込んでしまいがちです。でも、回復のペースや必要な過ごし方は人それぞれ違います。

何もできない時期があってもいいですし、遠回りに感じる時間も、決して無駄ではありません。その時々の体調に合わせて、できることを少しずつ積み重ねていくことが、結果的に回復につながるのだと思います。

今まさに「どう過ごせばいいのか分からない」と感じている方にとって、この記事が少しでも安心材料になれば幸いです。

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です