リワークだけでメンタル休職から復職まで大丈夫?と不安な方へ
私はうつ病で会社を休職し、これまで何度か復職を経験してきました。休職初期は自主的にリハビリを行っていましたが、「これは一人では限界があるな」と感じ、コミュニケーションのトレーニングも目的としてリワークに通うようになりました。
リワークでは、生活リズムの整え方や考え方の整理、対人コミュニケーションなどを包括的に学ぶことができ、私にとってはとてもありがたい居場所でした。一方で、通い続ける中で、ある不安も感じるようになりました。それが「この活動量だけで、復職して本当に大丈夫なのだろうか?」という不安です。
私が通っていたリワークは、9時〜15時頃までのプログラムでした。しかし、実際に働くとなると1日8時間勤務が基本になります。その差を考えたとき、「もっと動けるようになっておかないといけないのでは?」と感じたんですね。
今回は、当時の私と同じような不安を感じている方に向けて、「こういう考え方や工夫もあるかもしれません」ということを、あくまで私個人の経験としてお伝えできればと思います。
基本は医師やリワーク担当者と要相談

ここからは私自身の体験談になりますが、大前提としてお伝えしたいのは「必ず主治医やリワークの担当者と相談してください」ということです。
というのも、自分の体調や状態を客観的に把握してくれているのは、やはり専門家や支援者の方々だからです。メンタル不調の状態では、自分自身を正しく認識する力(いわゆるメタ認知)が低下してしまい、無理な判断をしてしまうことも少なくありません。
「もう少しできそう」「まだ足りない気がする」と感じたときほど、一度立ち止まって周囲の意見を聞くことが、結果的に安全で長続きするリハビリにつながると、私は感じています。
自分がやっていた+αの部分

ここからは、「リワークだけでは少し物足りないかも」と感じていた当時の私が、無理のない範囲で取り入れていた+αの取り組みをご紹介します。
- リワーク通所時に、徒歩の時間を増やす
体力づくりを目的に行っていました。1日8時間働くためには、精神面だけでなく体力も必要になります。私は15〜30分ほど歩いて通所することで、少しずつ体を慣らしていました。 - リワーク終了後にカフェ・図書館に通う
活動時間を17時頃まで延ばす目的で、帰宅途中にカフェや図書館に立ち寄っていました。資格の勉強をしたり、認知行動療法の整理をしたりと、「頭を使う活動」を意識して行っていました。 - リワークの延長利用
通っていたリワークでは、曜日によって自主学習のために時間延長が可能でした。環境が整っている場所を使わせてもらえるのは、とてもありがたかったです。 - 自分に必要な知識を深掘りする
リワークでは幅広い内容を学べますが、期間には限りがあります。そこで私は、必要だと感じた分野(認知行動療法、交流分析、栄養など)について、本を購入して個別に学んでいました。 - 通勤訓練
対人恐怖の症状があったため、実際の通勤経路で会社の近くまで行く「通勤訓練」も行っていました。最初は強い緊張がありましたが、慣れてくると復職時のハードルが大きく下がりました。
リハビリを頑張り過ぎないことも勇気

ここまで読むと、「かなり頑張っているな」と感じられるかもしれません。実際、当時の私は他の参加者と比べても、かなりアクティブに動いていたと思います。
ただし、ここで強くお伝えしたいのは「頑張り過ぎには注意が必要」ということです。これまで無理を重ねて仕事で心身を壊してきたにもかかわらず、リハビリの場でも同じように頑張り過ぎてしまうと、その癖がなかなか抜けません。
しっかり休むこと、あえて何もしない日を作ること、時にはサボることも、私にとっては大切なリハビリでした。無理をしない生き方に「慣れていく」ことも、復職後を見据えた大事な準備だと感じています。
まとめ
- リワークの内容や進め方は、必ず医師や支援者と相談することが大前提
- 不安がある場合は、無理のない範囲で+αの工夫を取り入れてみるのも一つ
- ただし、リハビリでも「頑張り過ぎない」ことはとても大切
- 復職はゴールではなく、生活を続けていくための通過点


