メンタル疾患の治療には「言語化能力」が大事だと感じている話
私は子供の頃から「国語」というものが苦手でした。
文章を読んでも面白く感じなかったですし、今喋ることが出来ている日本語を「国語」として学ぶことの価値を、全然感じていなかったからです。
でも、自身がうつ病になってから自分の気持ちを伝える「言語化能力」が本当に大事なことに気付きました。
今回は、なぜ「言語化能力」が大事なのか個人的な考えをブログにしてみたいと思います。
言語化能力とは?

🧠 言語化能力とは?
言語化能力(言語化力)とは、
「自分の考え・感情・経験などを、適切な言葉で表現する力」のことです。たとえば、
・モヤモヤした感情を言葉にして説明できる
・ふと思ったアイデアを、誰かにわかりやすく話せる
・複雑な物事を整理して、シンプルに伝えられる
こういった力があると、「言語化できている」と言えます。
(ChatGPTより出力)
このように自分の想いや考え、アイデアなどを言葉にして伝える能力の事です。
例えば「私は鳥が好きだ」と誰かに言ったとします。しかし、言葉を受け取る側は「ペットの鳥が好きなのかな?」だったり「食べ物としての鶏が好きなのかな?」と認識が伝わらなかったりします。
なので、「私は焼き鳥の皮が好きだ」などと、伝わるように言葉にできた方が良いですよね。
なぜ、メンタル疾患には「言語化能力」が大事なのか

ここで本題に戻りますが、メンタル疾患の人にとって「言語化能力」が大事だと考えている根拠をご紹介します。
医療職者に症状や想いを伝えるため
メンタル疾患は、症状が目に見えないことが多くあります。気持ちの落ち込み、絶望感、神経痛。いろんな症状が他人にはわかりづらいんですね。なので、自身の不調を伝えるために言語化能力が大事になりますし、特に医師や医療職者に伝えられないと治療がスムーズに進みにくいと思います。
周囲の人にサポートをお願いするため
職場や家族に色んなお願いをして頼ることがあると思います。その時に「〇〇をして」とだけ言っても、相手は理解しづらいです。「今、めまいの症状が出て苦しいから、荷物を運ぶ仕事を手伝ってほしい」などと伝えられれば、相手も納得してサポートしてくれると思います。
認知行動療法などの心理療法の効果を大きくするため
認知行動療法やリフレーミングなどの心理療法は、まず自分の気持ちや感情を理解することが大事です。そしてその思いを紙に書き出したりカウンセラーに話したりするわけですね。なので、言語化能力が低い場合、自分の本当の辛さや感情が出すことができず、心理療法もやりづらくなります。
実際に、私も病気になりたてのころは言語化能力が低く、うまく伝えられなかったと思います。今では、社会経験だけでなく、いろんなトレーニングによって、ある程度言語化能力が鍛えらました。このため、治療の面でのコミュニケーションでは困っていないです。
「言語化能力」を鍛えるには?

では、そんな「言語化能力」を鍛えるにはどうしたら良いでしょうか?個人的に取り組んできたものを以下に紹介いたします。
読書
読書というのは文章能力を鍛えるための基礎だと思っています。いろんな言葉を知ることができますし、表現方法も多彩です。小説・ビジネス本・漫画・学術書。いろんなジャンルの本がありますので、興味があるものを読んでいきましょう。また、本は編集者によってチェックもされているため、言葉の表現が正しいことも多いです。
SNSでアウトプット
言葉というものは、使うことで鍛えられます。例えば、英語を習得しようと思ったら参考書よりも実践していった方が喋れるようになりますよね。同じように、言葉をアウトプットする機会を増やしていきましょう。特にSNSでは匿名でどれだけでも表現ができるので、YouTube、ブログ、X、noteなど、自分の頭から色んな言葉を出力していきましょう。
リワークでのコミュニケーションの訓練
リワークに通うと、病気の知識を得るだけでなくコミュニケーションの訓練をすることができます。SSTなどのプログラム以外にも、リワークに通って利用者の方とのコミュニケーションも非常に大事なトレーニングになります。ぜひ、リワークに通う際は、職場の昼休みに雑談をするように、参加者と色んな話をしてみましょう。
コミュニケーションの試行錯誤
例えば体調が悪いときは、考えや気持ちを口で話すことが辛かったりするかもしれません。そんな時はメールや紙に文章で書いて、相手に渡すとより伝わるかもしれません。いつものワンパターンのコミュニケーション方法だけでなく、違う手段も交えていくと「このやり方なら自分の気持ちを言語化しやすいな」というものが発見できるかもしれません。
個人的にお勧めなのは、SNSで情報発信などをすることかと思います。
ぜひ、気軽に始められそうなことからトライしていただければと思います。
まとめ
- 言語化能力は「心の整理と伝達」に役立つ力
- メンタル不調時は特に必要性が高まる
- 小さなアウトプットから始めるのが効果的


