うつ病で会社に復職するときの「復職面談」の話

うつ病で会社に復職するとき、私のいた会社では「復職面談」というものがありました。ただ、この復職面談があるかどうか、またどのような形式で行われるかは、会社によって大きく異なると思います。

そのため、
「復職面談って何をするの?」
「どんなことを聞かれるの?」
といったことは、実際に経験するまで分かりづらいのではないでしょうか。

そこで今回は、私自身が経験した復職面談の内容を、あくまで一例として共有したいと思います。これから復職を控えている方や、復職面談を予定している方にとって、少しでも参考やヒントになれば幸いです。

復職面談とは?

私が以前勤めていた会社では、「復職面談」が制度として用意されていました。

参加者は基本的に

  • 産業医
  • 上司
  • 自分本人

で、状況によっては

  • 保健師
  • 人事担当
  • リワーク施設のスタッフ

同席することもありました。(私は複数回復職を経験しているため、いくつかのパターンを体験しています)

この復職面談で何をするのかというと、ひとことで言えば「この人は、今の状態で復職しても大丈夫か?」を確認する場だったと思います。

主治医からはすでに「復職可能」という診断が出ているわけですが、

  • 実際の職場環境に適応できそうか
  • 仕事の負荷に耐えられそうか
  • 再発リスクはどの程度か

といった点を、会社側の立場でも確認している、という印象でした。

進行としては、産業医から私に対して質問があり、それに答えていく形が中心です。あわせて、

  • 復職後の業務内容
  • 配慮事項
  • 再発防止のための対応

などについても確認・共有される場でした。

どんなことを聞かれ、どんな風に回答したか?

ここからは記憶をもとに、実際に聞かれた質問と、私がどのように答えていたかを紹介します。
あくまで一例ですが、雰囲気を掴む参考にはなると思います。

産業医とのやり取り(一例)

  • 以前と同じようなストレス状況になったとき、どのように対処しますか?
    (回答)
    以前は自分一人で抱え込んでしまい、うまく対処できていませんでした。しかしリワークに通う中で、「周囲を頼る」「相談する」ことができるようになりました。また、相談内容に応じて相手を変えることで、自分の思い込みだけで判断しすぎないよう意識しています。
  • 休職期間中にリワークに通ったと思いますが、何が一番役に立ちましたか?
    (回答)
    認知行動療法が特に役立ちました。自分の考え方の偏りや、ストレスの原因を整理できるようになり、「なんとなく不安」という状態を言語化できるようになったことで、対処しやすくなりました。
  • 以前、ストレスを溜め込んでいたときは、どのような状況でしたか?
    (回答)
    特定の上司のもとで強いプレッシャーを受け、相談できずに抱え込んでいた状況でした。今後は、周囲の先輩や関係部署にも早めに相談し、助けを求めるようにします。
  • 復職して働いていく自信はありますか?
    (回答)
    正直に言えば、不安がまったくないわけではありません。ただ、リワークや自主的なリハビリを通して、できる準備はしてきたつもりです。

上司からの質問など

  • 復職後は〇〇の部署で、△△の業務をお願いしたいと考えていますがいいかな?
  • 仕事内容についての希望や、不安に感じる点はある?
  • 一緒に働くうえで、必要な配慮ってどんなこと?
  • リワークではどんなことをしていたの?

これらの質問に対して、基本的には自分が主体となって回答する形でした。必要に応じて、保健師やリワークスタッフ、人事の方が補足を入れることはありましたが、「誰かが代わりに説明してくれる場」というよりは、自分自身がきちんと話す場という印象が強かったです

復職面談で注意したほうが良いと思っていること

何度か復職面談を経験して、「これは大事だな」と感じたことをまとめます。

  • 基本的には正直に話すこと
    無理に良く見せようとして嘘をついたり、話を盛ったりすると、話の整合性が取れなくなり、かえって不信感を持たれてしまいます。復職できるかどうかを正しく判断してもらうためにも、正直に話すことが大切だと思います。
  • 事前準備はしておいたほうが安心
    私の場合、休職期間中やリワークで何をしてきたのかを簡単にまとめた資料を持参しました。緊張してうまく話せなくても資料が補足になりますし、「整理して説明する力はある」というアピールにもなると感じました。
  • 自分の要望もきちんと伝えること
    会社によっては、時短勤務や業務内容の調整など、復職後の配慮制度が用意されている場合もあります。もちろん会社側の都合もありますが、
     - 苦手な業務
     - 強い不安を感じる点
     - 得意なこと
    については遠慮せずに伝え、復職後も調整しながら進めていくことが大切だと思います。

まとめ

復職面談は、人によってはとても緊張する場だと思います。私自身も、何度経験しても慣れることはありませんでした。

ただ、振り返ってみると、復職面談は「会社に戻るための試験」ではなく、「無理なく戻るための確認の場」だったのかな、と今は思っています。

この記事が、これから復職を迎える方にとって、「少し先の景色が見える材料」になれば嬉しいです。
無理せず、あなたのペースで進んでいってください。

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